最近ドライブレコーダーを取り付ける人が増えていますね。
数年前、関越道での「煽り運転」を撮影した『ドライブレコーダー』の画像がワイドショーなどで大きく取り上げられてから、自分の周りでも車にドライブレコーダーを取り付ける人が一気に増えた感じがします。車を何年も運転していると、あぶない!って感じた経験は1度や2度ではないかと思います。まあ、実際信号待ちの時に後ろから突っ込まれる事4回の自分が言ってもあまり説得力がないかもしれませんが、事故の時に一番頼りになるのは第三者の方の証言と客観的に見る事ができるドライブレコーダーの画像なので、いつかは付けたいなあとは思っていたのですが、どうしよう・・どうしようと悩んで1年以上経過してしまい、2021年2月に再び信号待ちで停車中に後ろから突っ込まれるという事故を経験して、車が直ってきたらドライブレコーダーを取り付けようと重い腰を上げて機種を選定し始めました。
ドライブレコーダーを探しました。
国産メーカーの物にしようか、中華製にしようか、デザインはどんなのがいいのか・・・最近のドライブレコーダーって前方だけの撮影だけでなく、後方カメラが付属していて2カメラとなっている物があるんですね。確かに後方からの煽り運転やそれこそ後方から追突された時に状況やナンバープレートなどが撮影できれば安心感倍増ですよね。惜しむべくは当然価格が高くなってしまうので、予算との兼ね合いで中々選びにくいってところでしょうか。
最近のドライブレコーダーはかなり画質もよくなってきて、フルHD撮影どころか4K撮影できるものまで登場(ただし4K撮影できるのは中華製のみっぽいですが、)してきています。あと、フレームレートもかなり向上してきていて、ドライブレコーダー=コマ送りの様な動画といったイメージから違和感を感じにくい動画と変わってきているようです。
「安定した技術と信用度を重視も国産vs先端技術と価格で急激にシェアを伸ばす中華製」
ドライブレコーダーの状況を見てると、スマホと同じような状況なんだと思った訳です。車の中に設置するドライブレコーダーは想像以上に過酷な状況に置かれる訳で耐久性重視の国産メーカーなんですが、価格がどうしても高く感じてしまいます。逆に、中華製は先端技術を押し込んでカタログスペックを高めているのですが、価格はそこまで高くないってかんじですね。
中華製メーカーのドライブレコーダーで気を付けたい点は、どうしてもカタログ詐欺といった表示されているスペックと実際のスペックが異なっている物が多いという点ですかね。これがあるから「中華製はあやしい」と言われてしまう訳です。正直な所、ネットショップ最大手のAmazonでもこうしたカタログスペック詐欺商品は後を絶たないのが実状です。
さらに、中華製の特徴としては、ノンブランド商品を各販社が独自ブランドとして販売している事が多いので、似たようなスペック&外観の物がまるで別製品の様に販売されている所ですかね。あとは、過剰にスペックを誇張しているですかね。
試しに4点ほど取り上げてみました。表面パネルなんかで違いを出そうとしていますが、全体の造りやレンズ周りを見ると構造は同一なんだろうと思われるドライブレコーダーになります。SONYセンサー搭載としている所も同じですし、お値段も5980円から6580円とほぼ同額になっています。ちなみに、このシリーズはリアカメラもついていて、さらにSDカードまで付属するなどレビューを見る限りではかなりコストパフォーマンスが高いようですね。
さてそんな中、自分が選んだドライブレコーダーは中華製なんですが、「VANTRUE」というメーカーのドライブレコーダーになります。ちなみに「ヴァントゥール」と読むそうです。「VANTRUE」とは深圳に本社を置く「Shenzhen Yidian Zhuoyue Technology CO.,LTD」のドライブレコーダーブランドになるそうで、日本では知名度は低いが、欧米ではかなり売れているんだとか。
あの有名な関越道での煽り運転を撮影していた動画を見た方は非常に多いかと思いますが、まさにあの動画はこのVANTRUE製のドライブレコーダーで撮影されていたりします。そんなこともあって、今回はこのVANTRUEのドライブレコーダーを購入してみる事にしました。
このドライブレコーダーのいい所は、前方と車内を撮影する2レンズ型でありながら、両方同時に1980×1080サイズの30fpsで撮影できる点ですね。今では後継機種も販売されていますがこの機種でもまだまだ十分すぎる性能を持っているかと思います。
ドライブレコーダーが届いた


Amazonでポチって翌日には届きました。やっぱりAmazonは早いね。今回は、ドラレコ本体とGPSアンテナ内臓の取付金具と128GBのSDカードとUSBの取付金具を同時に購入しました。128GBの容量があればかなりの撮影動画を保存する事ができるんじゃないのかなとは思います。そんなに高くないので、少し容量の大きいSDカードを用意する事をお勧めします。
このSDカード、Amazonだと128GBで1880円(2021年5月22日現在)ととてもコストパフォーマンスが高いSDカードかなと思います。

ドラレコの内容物はこんな感じ。
本体、取り付けパーツ(吸盤式)、USBケーブル、シガソケット充電用ケーブル、あとは説明書とスタートアップ説明とおまけになります。なにやらドラレコの画像をyoutubeなどにアップしてVANTUREに連絡すると自分は同時に購入していますが「GPS内臓取付パーツ(接着式)」をプレゼントしてくれるっぽいですよ。Amazonに高得点レビュー書いたらプレゼントという半ばヤラセっぽいレビュー依頼が横行している中、動画の良さを知ってもらうためにあえてyoutubeに動画アップをお願いしている辺り、動画の質にはかなり自信があるようですね。

で、これが車にドラレコを取り付ける為のパーツになります。左がドラレコに付属していた吸盤式のパーツ、右が別途購入したGPSアンテナ内臓の両面テープ接着式のパーツになります。ドラレコをこれにぶら下げる形になるので、吸盤式は正直信用できなかったという点と、GPS機能がないと電池切れした時日付などがリセットされてしまいいざというときに役に立たなくなってしまう事を防ぐ為(GPSアンテナがあれば時刻はオートで同期されるそうです。)にこちらの別売り取付パーツを購入しました。というかこのGPSアンテナ内臓の方を標準にしてほしいです。

車に設置する前にUSB経由などで本体に2時間程充電する必要があるようです。その間に、GPSアンテナ内臓の取付パーツを車に設置させておきます。両面テープで取り付けるので、アルコールなどで表面を脱脂、乾いたのを確認して貼り付けます。両面テープなどの粘着テープで張り付ける場合、粘着強度が強い状態で安定させる為には貼り付けてから24時間ほど負荷をかけないようにする必要があるんだとか。取付パーツも不可になるので養生テープなどで負荷を軽減させた方がいいらしいのですが、そんなものはないので、とりあえず本体を取り付けるのを我慢して取付パーツだけで1日過ごすことに。
で、翌日いよいよドライブレコーダーを取り付けました。つけるとこんな感じです。
デザイン的にいかにもドライブレコーダー取り付けてます!っていう形状じゃないのがいいですね。小さなモニターの右側には社内を撮影するレンズがついていて、なかなかはっきりと車内を撮影する事ができます。
N2Proのサンプル動画
再生時間5分と少し長めですが、VANTRUEの画質を確認してみて下さい。この時の撮影モードは1980×1080 30fpsの2カメラ同時録画となっていて、前面と車内を同時に撮影するモードになっています。これ以上の画質を求める場合は、車内カメラをOFFにして前面撮影のみとなりますが、2560×1440 30fpsというフルHDや、1980×1080P 60fpsモードで撮影する事ができます。どれだけ画質が変わるのかは、また近日中に撮影してみようと思います。