つぶやき

発熱して、PCR検査を受けてきました。

 恥ずかしながら、一昨日(2020年12月10日)に少し体に違和感を感じて5時ごろ体温を計ったら37度を超えていた為、お店を早めに閉めさせて頂きました。更に夜に体温を測ると39.7度まで上昇していました。今までの経験と体の違和感の感じからたぶん喉のリンパの炎症が原因の炎症なんだろうなと思って、耳鼻咽喉科の医院から「喉が痛くなって熱が上がったらこれ飲んで」と貰っていたロキソニンを飲んだら、一時的に37度台まで熱が下がったので、このまま直るかなと思っていたら、奥さんから「急激に熱が上がりすぎだし、一度病院でインフルエンザとかの検査してもらった方がいいんじゃないの?」と言われ、そう言われればそうだなと、昨日(2020年12月11日)の朝から近所のかかりつけの医院に向ったら「発熱の方の診療は行っていないので、他の病院に行ってください。」と言われてしまいました。いきなり他の病院に行けって言われてもよくわからないので、「どこの病院で発熱した人の診療をしてくれるかわかりますか?」と聞いたら、「他の病院のことはわからないので、ご自分で電話して確認してください。」と冷たく言われてしまいました。

 ニュースなどで今年のインフルエンザ発症者が例年に比べて非常に少ないと言われていましたが、新型コロナウィルスの影響で発熱した人の診療を拒否する病院がある時点で、もう病院を受診する事をあきらめてしまっている方がかなりいるのではないのか?と思った訳です。

 実際ここから自分が「発熱外来」を受診するまでの顛末を忘備録を兼ねて紹介して以降かと思います。ただこれは自分が住む岡崎市の例であって、同じ愛知県でも他の市町村や更に他都道府県の体制とは異なる事がある事をご理解下さい。

 かかりつけの医院に受診拒否された自分は、ダメ元で以前かかった事のある内科医院に電話で確認してみる事にしました。すると、その医院も発熱された方の受診は行っていないのですが、「愛知県救急医療情報センター」に連絡すると「発熱外来」を行っている病院を紹介してくれるはずですよ。という事で電話番号を教えてくれました。

 医療情報センターに連絡してみると、1週間ほどの行動で多人数が一堂に集まるイベントなどに言っていないかと聞かれたので、12月5日に保育園の生活発表会を見に行ったという事を伝えると、新型コロナウィルスの感染の可能性が否定できないので、こういった状況では岡崎市の場合岡崎市保健所の判断が必要となるので、今からお伝えする病院で受診していいかを保健所に確認を取って病院に連絡してください。と言われました。

 岡崎市保健所に連絡してみると、医療情報センターと同じように今までの行動履歴を聞かれ、保育園の生活発表会というのが不特定多数が集まるイベントに該当するそうでした。医療情報センターで紹介して頂いた医院で本日発熱外来を行ってるので、そちらの医院に確認して指示に従った受診してください。と受診OKを頂いてやっと発熱外来を行っている医院に電話することに。

 発熱外来の医院に電話し、熱が出た経緯と岡崎保健所にも確認した事を伝えると、いつ頃から熱がでたのかを確認されて、5時ぐらいから熱が出だしたと伝えると、インフルエンザの検査は発症後24時間経過しないと検査できないから、5:00過ぎに予約しておきます。また来院される直前にお電話してください。と指示されました。

 この時点でかなりの時間が経過しております。発熱したから病院に行くっていう人はかなりいると思うのですが、発熱外来を受診するまでにこれだけのステップを踏む必要がある時点で、ならいいやと思ってしまう人もかなりいるんじゃないのかなあ。

5:00になって今から向かう旨を連絡したら、医院の裏手にある駐車場に車を停めて駐車したら車の中から着いた旨の電話をください。新型コロナウィルスの可能性も否定できない為、屋外での診察となりますので、車から降りないにして下さい。と指示されました。駐車場について電話すると、看護婦さんが病院から出てきて、保険書を渡して、携帯番号を聞かれました。外で診察をするという事でプライバシー保護の為携帯電話で色々問診などを行うようです。しばらくすると、先生から電話が来て色々問診をされ、「今から喉の確認、聴診を行った後、インフルエンザ検査とPCR検査を行うので、準備するので寒い中申し訳ないですがもう少し待っててください。」と指示されました。

 2月過ぎから報道されなかった日は無かったと思う新型コロナウィルスが一気に身近に感じた瞬間でした。岡崎市でもかなりの人数が新型コロナウィルスに感染している事は知っているのですが、それでも新型コロナウィルスやPCR検査などは、当然マスクや手洗い消毒は行っていますが少し遠い国の話の様な感じがしていたんですよね。そう思っていた自分の下に突如PCR検査を宣告されてしまった訳で、一瞬思考停止になってしまいますね。

 それから、防護服でいいのかな、使い捨ての医療用の服にフェイスガード&マスクというテレビで見かける姿で先生がやってきて、指示があったら窓を開けて、更に指示があったら窓を閉めてくださいと言われ、喉の検査、聴診の度に窓の開け閉めを行い、いよいよインフルエンザ検査とPCR検査に移っていくのですが、両方とも全く同じ検査方法なんですね。鼻の中の粘膜をこすり取る感じの検査で、正直どっちがPCRでどっちがインフルエンザの検査なのかはさっぱり解りませんでした。

 検査が終わると先生は院内に戻られて再び電話をかけてきてくれて、インフルエンザの結果がでるまで10分程待ってください。PCR検査の結果は早くて明日、遅くても月曜日までにはご連絡できます。との事でした。結局インフルエンザの結果は陰性でした。その後、解熱剤などを処方して頂いて帰宅となりました。因みに診療費については、容体が良くなったら支払いに来てください。という事でした。

 発熱外来ってこれだけ大変なんだなとしみじみと感じました。もし子供が発熱したら、これだけの手順を踏まないといけないとなると市販薬で様子みるかと思ってしまうかもしれないなと帰宅後、夫婦で話をしていました。

 ちなみに、PCR検査がでるまで自分は新型コロナウィルス感染可能者であるわけで、基本自主隔離する必要がありますし、家族は濃厚接触者という事で、家族全員基本おとなしく引きこもりになる必要があるようです。義理のお母さんがそんなら色々食べ物送ったるわ!と本日付けで色々食料品を送ってくれたそうです。ありがたいですね。

 本日(2020年12月12日)の6時ごろ、発熱外来を受診した医院から電話があって、「PCR検査の結果がでましたよ。」との事でした。結果は「陰性」でした。ただ、高温の発熱があったのは確かなので、しっかりと養生して処方した薬を飲み切ってください。と改めて指示されました。

 結果を言えば、インフルエンザでもなく、新型コロナウィルスでもなかった訳で、一番の発熱の原因は最初書いたように、のどのリンパの炎症によるものなんだろうと思う訳ですが、この辺りは正直内科の先生と耳鼻咽喉科の先生では診察結果が異なる可能性が出てくるかもしれないなと感じている部分なんです。どっちかが間違っているという訳ではなく、見方によっていろいろな診察結果になるって感じですかね。発熱が治まってから、もう一度耳鼻咽喉科の先生にも見てもらおうかとは思っています。

 このコロナ禍が過ぎ去るまで、発熱された時の病院の受診は大変だぞとわかっていたら、自分の様にどうしたらいいんだ?と最初不安に陥らないかとおもいますので、少しでもその時への備えで連絡先などを調べておくといいかもしれませんね。

 

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