闘病記

三重大附属病院での検診が始まる

 指定された時間の2時間ほど前に三重大医学部付属病院に到着して初診受付、紹介状・CD-ROMの提出などこうした大きい総合病院での初診受付で必要になるであろう手続きを終えると、受診案内標を印刷すると受診室が記されていてその前の待合室で待機する事に。今回は先生指定の紹介状だったので三重大病院での初診段階をすっ飛ばして一気に”担当医”受診の段階となっていた様です。

 早く着きすぎていた様で大体1時間程待つことになってしまったのですが、受診番号が呼ばれて指定された受診室に。既に先生は電話で大体の状況を聞いていおり、紹介状とCD-ROMの画像を参照した上で、「先に話を聞いていて、先日の生体検査の結果、画像を見る限り、間違いなく「食道がん」なんだけど、逆流性胃炎が原因だと言われている「バレット食道がん」っていうタイプになります。このタイプは欧米の人に多いんだけど日本人では食道がんの大体2割弱の発症割合になる癌です。」と説明をして頂きました。
 「一番知りたがっているのはステージ1~4のどこまで進行しているかだと思うんだけど、まずはこの癌の大きさだけでなくどこまで深く進行しているのかを知るために「超音波上部内視鏡」っていうちょっと特殊な胃カメラ検査を受けてもらいます。さらに他の消化器官に発症・転移などが無いか知るために「大腸内視鏡」も併せて受けてもらうんだけど、通常予約だと超音波内視鏡も大腸内視鏡も予約が一杯で受信可能が1ヶ月以上先になっちゃうんだけど、相談受けた時に早く受信できるように担当の先生に相談して来週の火曜日にまずは「超音波上部内視鏡検査」を受診して、その一週間後に「大腸内視鏡検査」を受けてもらえる様に予約を入れておいたけど、会社とか大丈夫?」・・もう何も考えず「その日程でお願いします。」

 周囲の人に三重大病院を紹介されたって話をすると、「三重大医学部附属病院は三重県中から患者が集まってくる三重県の基幹病院なので紹介状貰ってから初回検診までだけで時間が非常にかかるし、初診から最初の担当医の検診までも中々予約がとれないから、癌の手術まで数ヶ月かかるかもしれないよ。」なんて話を聞いていたので、胃カメラ検診から僅か10日間ほどでこれだけの検診が一気に進んでいく状況にとてつもなくありがたいと感じる一方で、最初の胃カメラ検診を別の病院で受けていたらこんな状況にはなってなかったのかも・・・と、改めて胃カメラ検診をいて頂いた医院の先生に感謝の気持ちが強くなりました。三重に来てから特段病気もしてなかったのもあってかかりつけ医院とかなかったのですが、これを機にこの医院をかかりつけ医院に当然していこうと思います。

 「今日は、これから血液検査を受けてもらって終わりになるので、来週の火曜日に超音波上部内視鏡検査を受けて下さい。」という事で、診察室を後にして血液採取をしてもらって帰宅する事に。帰りの車中、わざわざ付き添ってくれた奥さんから「三重大病院でこんなに早く診察が進んでいくなんて聞いた事ないから、本当にラッキーすぎるよ。こんなにラッキーが続くんだから絶対に根治できるよ。」と励ましてもらい、改めて自分の周囲の状況がとてつもなく恵まれていると感じました。

次回に続く・・

 

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