三重大学医学部附属病院での「食道がん」治療の第一歩としてまずは癌の進行具合を調べる必要があるという事で、超音波上部内視鏡という正直全くなじみのない内視鏡検査を受ける事になりました。どんな内視鏡なんですか?って聞いたら「基本は普通の胃カメラなんだけど腫瘍の部分に超音波を当てて進行具合を見る事ができる器具がついている物になるので、受けている感じは胃カメラとまず変わらないよ。」と教えて頂きました。あ、因みに胃カメラ自体は太いタイプのもので口から挿入するタイプという事で、嗚咽アゲインが確定です。
さて、胃カメラを受けるにあたり前日の午後7時以降は絶食という事で念のため6時前という早めの夕食を済ませてあとはひたすらお茶か水で空腹をごまかして検査当日を迎えました。この日の検査では鎮静剤などは使用しない為、自分で車を運転して三重大学医学部附属病院に向かいます。内視鏡の受付を済ませて順番が来るまで待合室で待機となるのですが、この日は視察が遅れているという事で30分以上待って呼ばれました。
検査自体は胃カメラと全く変わらないというのが実感でケーブルが動くたびに嗚咽を繰り返しひたすら苦しさを絶える時間だった訳ですが、腫瘍の大きさ、深さ(これが超音波検査らしいのですがよくわからず)などを計測し、さらに主要周辺の生体採取を3~4ヵ所行って、更に食道と胃の接合部分を念入りに確認、胃の診断が行われていきます。色々カメラ部分を動かして検査が進んでいくのですが、画面越しに腫瘍が移るたびにこんなイボみたいな奴が自分の人生に多大な影響を及ぼしてくると考えるとどんだけ「がん」って怖い存在なんだろう・・・・嗚咽に苦しみながらそんなことを考えていた記憶だけが残っています。
検診終了後、内視鏡の先生と先日初診を受けた先生と面談を行って、腫瘍の大きさが30mmを超えているという事と大きさの割にそこまで深く進行している様には見えないが、リンパ転移しているかは不明という事を教えて頂きました。この大きさだと内視鏡手術での除去は不可能であり外科手術が必要となる為、「消化管外科」に紹介状を書くからそちらを受診してほしいという事でした。同じ病院なのに紹介状?と思ったのですが、大きい組織なのでそれぞれの科が別の病院って感じになってしまっている感じの様ですね。こればっかりはそういう組織だということなので、次回より消化器内科→消化管外科に転院ならぬ転科となる為、消化管外科を受診するのは初めてなので今回は「初回検診」を受ける事になりました。
さて・・・初回検診とは何をするんですかね・・・。
次回に続く・・