闘病記

消化管外科を受診

 先日(4月23日)の超音波上部内視鏡の診断の結果、内視鏡による癌摘出手術をするには癌細胞が大きすぎるということで外科手術による癌細胞摘出になってしまうという事で消化器内科から消化管外科へと担当科が移る事になりました。消化管外科は初めて受診するという事で週2回ある「初回診断」を受診することになった。とここまでが前回のあらすじ

2024年4月25日(木) ※日付を入れた方がよさげなので入れてみました。
 消化管外科の初回診断は毎週月・木に行われているようで、火曜日に超音波上部内視鏡を受けて僅か2日後には消化管外科の初回診断を受けるという「ゆっくりと癌の事を想像しておびえる事が出来ない」くらいの急ピッチで診察が進んでいきます。外科の初回診断というものが一体何を行うのか・・・正直さっぱり分からないまま待合ロビーで待っている間に初回診断をして頂ける先生がどんな先生なのか調べていると消化管外科長の先生っぽいですね。より一層今日は何をするんだ?と考えていたら自分の番号が呼ばれました。

 診察室に入室して椅子に座ったとほぼ同時位に、「先日の超音波内視鏡の診断データを見させて頂きましたが、転移はしていません。ただ、腫瘍が結構な大きさまで進行しているので最終的なステージ判断は難しいですが、早急な外科手術による摘出を行って根治を目指す治療方針で行きたいと思います。」と説明を受けたのですが、正直な所、色々癌の事を調べちゃだめだと思いつつどうしてもネットで「食道がん」で調べてしまい自分の癌腫瘍が結構な大きさだという事は判っていたので、もう食道の膜を食い破ってリンパ転移しているもんだと思っていたので、もしかして助かるのか?と一気に目の前が明るくなって希望が持てそうだと思ったのを覚えています。

 「この治療方針でよろしかったでしょうか?」と聞かれたので、「是非よろしくお願いします。」と即答しました。癌治療に対する考えっていうのは十人十色というか色々な思いが交錯する部分だと思うのですが、自分は祖母・両親・親戚の癌治療を見てきて「癌は切取らないと治らない。」と以前から思っていたので、外科手術による治療方針は自然に受け入れる事が出来たんじゃないかと思います。ただ・・・そう思っても手術っていうのは怖いんですけどね。

 手術による治療方針を確認した上で今後の担当となる先生を紹介してもらい、その先生は毎週水曜日に外来診察をしているという事で5月8日(水)に予約を入れてもらいました。そして、手術に向かっての検査も行っていく必要があるという事で、急遽診察後に上部レントゲン・心電図・造影剤CT・肺活量スクリーニングを受ける事に。この日行う各診断結果と翌週行う大腸内視鏡の結果とを合わせて最終的な手術の方法などを決定していく事になるそうです。

 造影剤CTというかCT自体を始めて受けたのですが円筒のほぼ密閉された空間とレントゲンがたぶん回転している音であろうブォーーンっていう機械音が合わさって閉所恐怖症の人は苦手な検診だというのが何となくわかる気がします。点滴の様に注入された造影剤によって一体何がわかるのかは全く分かりませんが、この造影剤CTは手術後にも何回も受けているのでがん検診には非常に重要な検査の一つのようですね。

 最初に胃カメラ検査を行った4月6日(土)から僅か19日間で癌の治療方針が決定される怒涛の3週間を過ごしているのですがこの間も普通に仕事もあって正直悩んでいる暇なんてなかったですね。

次回に続く・・

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