いろいろ修理

三菱電機の液晶テレビ「REAL」のブルーレイドライブの交換をしました。

突然REALがブルーレイディスクを認識しなくなった

我が家のテレビは三菱電機のREALという液晶テレビになります。このREAL、ハードディスクだけでなくブルーレイドライブも内臓しているという中々の優れもの。地上放送が2チューナーしかないので二番組同時録画すると録画している番組のどちらかしか見る事ができなくなってしまって、留守録以外では同時録画するメリットを中々感じられないのが玉に瑕だったりするのですが、さらにブルーレイディスクも内臓しているので、録画から書き出し迄、ぶっちゃけ保育園の息子でもできてしまうくらい簡単なので、超お勧めテレビです。

最新のREALは4Kパネルになっているんですね。というか、もう4Kテレビは当たり前の世界になってきてるのかな?

自宅に置いてあるREALテレビは10年程前に購入した「LCD-40BHR500」という型式のテレビになります。買った当時は確かソニーが「4倍速液晶」を搭載したブラビアを大々的に売り出していた時期だった記憶があります。が・・その辺はやっぱりソニー・・・4倍速液晶は他社も殆ど追随せず、結局消えて行ってしまいましたね。実際、テレビを買うときは最後までソニーにしようか、三菱にしようか迷ったのですが、最終的にはHDDだけでなくBDまで内臓していると点が決め手になって三菱のREALを購入したわけです。

それからおよそ10年程、何の問題もなく活躍していたのですが、ある日録画していた番組をBDに焼こうと思ったら、BDを認識しなくなって、「このディスクを読み込むことができません。」と表示されるようになってしまいました。ただ、そんなBDドライブでも普通のDVDを入れると認識して読み込むことも書き込む事もできたので、あれ?ドライブ壊れたんじゃないのか?と再びBDを入れるとやっぱり認識しません。

正直、テレビの買い替えかなあと考えたり、BDドライブ以外はいたって好調なREAL。BDさえ諦めればまだまだ現役で使っていけるなーと思って、じゃあ外付けBDレコーダーでも買おうかとも考えたりもしていました。ただどっちにしても結構な金額が掛かるので、安く済ませるにはどうしようかなあとGoogle先生に尋ねていたら、なにやらBDドライブを乗せ換えて修理するという手段がある事を知りました。

そこで、どんなBDドライブが使われているんだろうと思ってテレビの裏パネルの一部を取り外してみると、あら?SATAケーブルと電源ケーブルが繋がった5インチBDドライブが取り付けられていて、型番は「BDR-L06MT」と書いてありました。型番を見る感じではパイオニア製のBDドライブって感じです。

パソコンを自作されたり、増設などをされたことがある方は、この型式と同じBDドライブさえあれば乗せ換える事なんて朝飯前なんだと思いますが、なにせ10年前の代物で残念ながら「BDR-L06MT」という型式のBDドライブを見つける事ができませんでした。こりゃ、お手上げかなあって感じつつ、Google先生に尋ね続けていると、なにやら自分の家の型式のREAL対応の交換BDドライブが販売しているネットショップをついに発見してしまいました。

2023年、遂に三菱電機システムサービスより「部品保有期間切れの為、供給不可」と発表があり、上記BD交換キットは販売終了となりました。

上記BD交換キットがLCD-32BHR500でも動作したという情報があります。ただ、LCD-〇〇BHR500シリーズの純正交換部品ではない為、上記キットを使用しての交換修理は自己責任で行ってください。

BDドライブが「BDR-L07MT」と型番を見ると一つ新しい世代のBDドライブであることが分かりますパソコンの様にパーツを変えてドライバーはほぼウィンドウズ附属のドライバーで動いてしまうなんて事は全く無く、すこしでも型番が変わると全く動かなくなってしまうっていうのがこういった家電製品だったりするわけですが、このお店でBDドライブを購入すると、ドライバー書き換えCDが附属してくるので、新しいBDドライブも問題なく動くようになるみたいです。(既に交換しているので問題なく動くわけですが。)

お値段は23,000円也。BDドライブ単品が考えれば非常に高価なドライブだと言えるお値段ですが、BDレコーダーを買おうと思えばそれよりはお安いという絶妙な価格設定で非常に悩んだのですが、数日悩んで、結局このBDドライブを購入して、自分で交換修理をすることにしました。

REALのブルーレイドライブを交換する。

ヤフーショッピングでBDドライブを発注して2日後、思った以上に早く手元に届きました。5インチサイズのBDドライブが入っている箱としてはかなり大きいですね。輸送中の破損を防ぐために中に緩衝材がはいっているのかな?と思ったのですが、思ったよりは簡易的な梱包でした。

箱には三菱電機純正を示すタグシールが貼られていますが、保守用の梱包らしく非常に簡素なラベルですね。これって普通一般には販売されてないものなのかな?

中には、BDドライブ本体とシステム書き換え用のCDROMが2枚、あとはBDドライブに取り付けるパーツが3点程(テレビ毎に使用するパーツが異なるみたいです。)が入っていました。これだけ見るとまさにPCパーツって感じですね。

さて、さっそくこのBDドライブをテレビに取り付けていこうと思います。

先にカバーを外してBDドライブが見える写真を掲載していましたが、こういったプラスチックカバーが取り付けられているので、ネジをドライバーを使って外します。するとカパッと簡単にカバーを取り外せますよ。

取り外すと、再びこんな感じでBDドライブが丸見えになります。で、BDドライブを取り外すために、電源ケーブル(4本コードの方)とSATAケーブル(赤い平ケーブル)を引き抜きます。そして、BDドライブとテレビ本体を固着させているビスを取り外すと、取付金具ごとBDドライブが取り外せます。

取り外したBDトライブの写真は撮影し忘れてしまったので・・・

BDドライブに取り付けられてた取付金具の写真をば・・・。BDドライブの側面にそれぞれビス2本で止まっているだけですので、古いBDドライブから金具を取り外して、新しいBDドライブへ取付作業を行います。

BDドライブに金具を取り付けるとこんな感じ。あとは取り外した時と逆手順でBDドライブを取り付けていきます。

何となくこのままでもBDドライブは使用できそうな気もしないでもないのですが、一応テレビ本体のシステム更新&BDドライブのドライバーインストール作業を行います。インストール作業自体は大体20分程で完了するかと思います。システム更新後、念のために主電源から電源を切って、再び立ち上げます(PCとかでいえば再起動?)。あとはBDを再生してみたり、試しに焼いてみたりして動作チェックを行ってみて下さい。

あと数年もしたらこの交換修理用のBDドライブもメーカーのサポート期限切れで欠品となってしまう気がします。そう考えると今修理しておいて正解だったのかなあと思います。

あ、ちなみに、BDドライブ自体は非常に順調に動いていますが、今までのBDドライブとは少し動作する時のモーター音やトレーの開け閉めの時の作動速度が異なるので違和感を感じてしまいますが、こればっかりはしかたないので慣れるしかないですね。

こういった作業の時に非常に活躍してくれる電動ドライバーが近年大人気なんだとか。紹介するパナソニックの電動ドライバーはロック機構がついていて通常のドライバとしても使えるし、スイッチを入れれば電動ドライバに切り替わるという優れものです。

-いろいろ修理